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2021.06.28 Mon

考える葦(あし)になろうシリーズ

累進課税について考えてみた

 

先日、中3のある男子の『累進課税は不公平だ!!』発言により、ちょっと税金について議論になった。短い時間ではあったがディベートみたいで楽しかった。笑
結論ありきではない。答えは各々がそれぞれ持っていればよい。大切なのは今を知ること、疑問をもつこと、その先を考えること。そこが楽しかったのだ。なぜなら人間は考える葦だからだ。

 

さて、日本の累進課税制度は不公平な税制なのだろうか。みんなはどう考える?
累進課税、中学の新しい社会公民の教科書ではこのように習う。

【税金の公平性】
税金は、国民の間で公平に負担されなければなりません。そこで、所得税や相続税には、所得が多くなればなるほど高い税率(所得や財産などに対する税金の割合)を適用する累進課税の方法が採られています。

そして今の日本は7段階の刻みに区分され、所得に応じて税金を負担している。

累進課税

例えば、年間4000万円以上の所得がある人は4000万円を超えた分については最大45%の割合で課税され、年収195万円未満の人は所得に5%の課税がされる。

はたして表にあるような日本の累進課税制度は不公平な税制なのか。
怠けた人からは少ない税金。がんばった人からはたくさんの税金。多くのそんな声もある。確かにそう見えなくもない。

 

 

ただ収入の少ない人は怠けているのだろうか?たくさん稼いでいる人の中には怠けている人はいないのだろうか?このあたりの線引きは難しい。怠けるや頑張るをはかる物差しはないし、生き方として、お金に執着せずにマイペースで人生を生きたい人もいるだろう。体をこわしてまでもみんながみんな、全員が同じように働かなきゃならない世界は息苦しそうである。(昭和はある意味、こんな価値観が漂っていたかも)

 

一方、世の中には怠けていてもお金に困らない人がわんさかいるのも事実で、先祖の財産をそのまま受け継いで何代にもわたって、お金に困らないで生きていける人たちもいる。

 

そもそも人生のスタートラインに公平さはない。

 

お金がお金を生む時代である。寝ている間に、お金がどんどん増えていく。そんな中、一年で10億20億稼ぐ人たちもたくさんいる。果たして、こういう人たちはみんな勤勉だったのだろうか?さらに金融商品で寝ている間に得た所得は表に示した累進税率からは分離され一律20パーセントの課税ですむルールもある。結果、年間10億稼ぐ人よりも1億稼ぐ人の方の税負担率が多くなったりする。お金持ちの世界にも不公平は存在する。(自分には関係のない遠い世界の話だが笑)

 

昭和の頃は経済も”右肩上がり”で毎年給料が上がるのは当たり前であった。また”一億総中流”とも言われ、貧しい中にも勢いがあった。今はそんな時代じゃない。20年にも及ぶデフレーション(物価も下がるが所得も下がる状態)がもたらしたものは貧富の差。子どもの7人に1人が貧困となり、終身雇用は崩壊し人生になんの保証もない非正規労働者が労働者全体の4割を占める世界。こんな時代が加速したらみんなが世の中に出るころにはどんな時代になっている?チャンスは一度?弱肉強食?失敗したらやり直しのきかない世の中において、累進課税を強める事はやはり不公平なのだろうか?そもそも税金を取る理由は? ちなみに、かつての日本の累進税率は刻みは12段階であった。どうして変わったのだろう?考える葦になろう!

 

今のみんなにとって、累進課税が不公平税制かどうかの結論はさして重要ではない。大切なのは今を知り、疑問をもち、自分の頭で未来を考えることだと思う。
賢い人は自分に都合の良いようにルールを作り替える。対して何も考えない人は常に誰かに言われるがままに不公平を受け入れるはめになる。考える葦になろう!(安田)

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